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陳情令と魔道祖師 ネタバレ上等20 [陳情令と魔道祖師]


本編とは違い柔らかな表情の含光君。可愛いです。



『陳情令』と原作の違いをちょっとおさらい。

『陳情令』
◇温晁たちは色々とホラーな状況。
◇藍忘機、教化司で颯爽と階段を上ってくる。温氏の輩、弦殺術で瞬殺。江澄もやってくる。(どこで出会ったのか? 話の内容だとここか?)
◇藍忘機、温氏の輩に問う「魏嬰はどこだ?」→「乱葬崗に捨てられた。」
◇藍氏の弟子が、取り返した剣を持ってきた。江澄は彼の三毒を手に取る。藍忘機は魏嬰の〈随便〉を手に取る。随便が封印されている事を知る。
◇藍忘機と江澄の二人は夷陵へ。→魏無羨、現れる。←イマココ

『原作』
◆温晁たちは色々とホラーな状況。
◆教化司を焼き討ち。それぞれ自分の剣を取り戻す。
◆二か月後、江澄が藍忘機に出会う。(含光君は塩対応)
ちょっとその時の含光君を表す表現が素敵なので。
*--*--*
全身に白い服を纏い、額に締めた抹額が背後で髪とともにふわりと舞っている。その顔は玉の如く透き通るように白い。極めて美しく雅やかで、降り注ぐ月光のもと、まるで全身が淡い光を放っているかのようだ。
*--*--*
◆二人して温晁が隠れている監察寮へ。→魏無羨、現れる。

原作には、藍忘機が魏嬰の〈随便〉を手に取るシーンはありません。江澄が持っていた〈随便〉を見て藍忘機が江澄に「魏嬰はまだ現れていないか?」と尋ねています。江澄は藍忘機がなぜそんなことを聞くのか不思議に思ったみたいですが。
藍忘機の魏無羨への愛が垣間見えるシーンです。

ところで、前回の疑問点はいくつか自分の中で多分解決しました。

Q 何で弟子は 藍忘機に〈随便〉を差し出したのか?
A 弟子は確かに「藍二若君」と言って〈随便〉を含光君に差し出している。(字幕にはないけど)ことから、蓮花塢の惨事を知った含光君がずっと魏無羨を探してたのを知ってたからに1票です。
例え、剣が山積みになっていたとしても〈随便〉を探し出すんでしょうけど。

自分の避塵ではなく〈随便〉を最初に手にした含光君の魏無羨への想いが伝わってきます。。
そして、随便が封印されていることを知って…。

Q 乱葬崗で魏無羨が聞いた声。魏嬰…。魏嬰…。魏無羨を呼ぶ声の中に含光君の声がしたということはそれは幻聴?

A 蓮花塢の惨事を耳にした藍忘機は「問霊」で何度も何度も「魏嬰…」と魏無羨の魂に問いかけていた声が聞こえたのではないかと思っています。
生と死の狭間のような場所にいた魏無羨には聞こえたんじゃないかな? 違う?

だからこそ、随便が封印されていることを知った含光君の気持ちは如何ばかりかと。すぐに江澄に渡さず自分でしばらく持ってた含光君の気持ちを思うと切なくなります。

それにしたって、弟子が渡そうとしたから手に取った風だったりとロマンスを表に出さないところが流石です。

やっと本題です。

第20話 邪を呼ぶ笛の音。

魏嬰は、江澄の金丹を取り戻すため、死を覚悟しているのを示唆するように戦場に向かうかのようにマントを着て…。
ボロボロの身体を抱え、ボロボロの格好、ボロボロの傘、目立たないように…。
そして、姿を消した…。

黒いものを纏い、黒い衣装を纏った男が笛を吹く、何かを操る様に…。

自ら志願して、夷陵に向かった藍忘機と江澄。
強い陰の気に満ちた監察寮。
攻め入った二人が目にしたものは死因がバラバラな温氏の配下たち。と首をつっていた王霊嬌。
護符が邪を招くように書き足されていたことに気づく藍忘機。
誰の仕業か分からなくとも、目的が同じなら構わないという江澄。

そんな江澄は、女が一人死んでいると聞けばそれが温情かもしれないと慌て、温情には「温氏を離れてくれたら…」と言い、かわされても櫛を渡したり…(ずっと、持ってたんだその櫛)。
櫛を渡すのは求愛。ビワを渡すのも求愛。どこかの誰かも誰かさんに渡してましたね、ビワ。

逃げた温晁と温逐流の行方を追い、隠れ家を見つけた藍忘機と江澄。
ここで二人が目にしたものは、変わり果てた姿の温晁。そして、強い殺気を纏った魏嬰。

その姿を覗き見た、藍忘機は安心したというよりも驚愕しているように見えます。
江澄が温逐流を紫電を使って殺してからの流れは、藍忘機は完全に出遅れた感がある。
けど、江澄が「三月もどこいってたんだ?」と聞いた後、笑った魏嬰の前方で藍忘機笑っちゃってる。絵面だけで言うと、江澄を真ん中に挟んでるけど、どっちも江澄を無視して笑ってる感じに見える。(何度も見返してしまった…)

こらー、江澄。魏嬰に抱きつくな含光君の目の前で! 何とも複雑な表情の含光君。
(ぼーぜんとしてるようにも見える。)
自分が言いたかったこと全部言われちゃってるし。出る幕ない感じだし…。
子供の頃からの強い絆に割り込めなかったのでしょうか?

魏嬰がこの三月どうしていたか?
逃げる途中、ある洞窟の中で世外の達人の奥義書を見つけたとする。(陳情令)
ある場所で謎の洞窟を見つけ、その中にあった謎の怪人が残した謎の秘伝書があってそれを読んだらこんな風になった。(原作)
…信じないだろ(by魏嬰)

うん。信じないよ。様子が違うことを指摘した江澄に対して、あとでゆっくりと教えると言ってますが本当のことが語られたとは思えません。この三月の間のことは、まぁ想像しておきます。

やっと「魏嬰」と口を開く藍忘機。でも「藍の二若君」とか「含光君」とか言われて距離を置かれてしまう。藍忘機に対しての後ろめたさの現れなんでしょうか。

呪符を書き換えたこと、温氏門弟を殺したことへの返答だったり、魏嬰や含光君の態度が『陳情令』と原作では随分印象が違うように思います。

『陳情令』では、ちょっと曖昧というかソフトな言葉のやりとりや態度なのに対して、原作ではのこの時の魏嬰の邪悪さが滲み出る言葉だったり、含光君のより強い思いが現れるような言葉で表現されています。

例えば、どうやって温氏の門弟を殺したのかを問い詰められた時、それに答えない魏嬰に対して含光君は
『陳情令』では、詰め寄るだけですが、原作では手を伸ばして捕えようとします。
それに反発する魏嬰の言葉も原作の方が手厳しい。

◇『陳情令』 
「姑蘇で聴かせてもらおう」→「家規が3000以上もある場所なんて嫌だ」「雲夢のほうがいい」→(含光君カチーン!)だけど魏嬰のことを本当に心配している。→「何故、食ってかかる? 何様だ!」と魏嬰に、江澄にも「連れて行かせない」と言われてしまう。それを聞き、魏嬰はふっと笑う。含光君の表情は分からない。
◆原作
「私と一緒に姑蘇へ帰るんだ」→「連れていってどうするんだ?」と魏嬰と江澄と二人して拒否される。→「他人にいったいなんの関係がある?」含光君、言葉を失う。→ 含光君+魏嬰=険悪 → 魏嬰+江澄=共闘「連れて帰るのは決してあんた(含光君)ではない!」 →含光君、江澄の言葉を聞いて表情が固まる。魏無羨を見つめ、咽喉を微かに震わせ「私は……」と何が言いかける。

最後に言いかけた言葉…、気になりますねぇ。
「わたしは、決してそんなつもりではない。魏嬰と一緒にいたいだけなんだ。魏嬰のことが心配なんだ。」と言いたかったんでしょうか?

「雲夢江氏の私事だ、関係ないから帰れ」そこまで言われちゃーね。後ろ髪を引かれる思いで去っていく含光君。
階段を降り、門を出たところで温晁の悲鳴を聞く。「何で食ってかかる?」「何様のつもりだ」「姑蘇藍氏なら許されると?」そんな魏嬰の言葉を思い出し何をか思う。
何も語らない含光君だけど、映像で見ると切なさか伝わってきます。

一方、原作では温晁はさらにホラーな状況で、魏嬰も江澄も容赦ない。
---(魏無羨は)興奮を滲ませて残忍に笑っている。
---今や復讐というこの上なく大きな快楽の波に呑まれ
私的にものすごく魅力的な表情をしているに違いない魏無羨を映像で見たかったような気がします。が『陳情令』の魏無羨はそんな邪悪さが似合いませんよね。
原作の含光君は、入り口に立ったまま、長いこと見守り続け。いつもでもそこを離れずにいたなんて、もう切なすぎます。

どちらの作品からも、含光君の強い思いを感じとらせていただきました。が、魏無羨に伝わっているのかは今は分からないですね。
「俺の心のありようなんて他人には分からない」(by魏無羨)

では、また。
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