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七夕 [etc]

おひさしぶりでございます。

今回は「みずほ節」から拾った訳じゃないですが、時節ネタを。

今日は(かろうじて)、二十四節気のひとつ「小暑」ですね。
暑さが本格的に・・・って、もう十分に暑いんですけどねぇ。

そして、今日は五節句のひとつ「七夕の節句」でもあります。

もう遠い昔のこと、織姫と彦星が・・・なんてあまりにも有名なお話がすぐに頭に浮かびますけど
実は、どうして「七夕」に願いを書いた短冊を飾ったり、七夕祭りがあったりするのと
織姫と彦星が関係あるのか不思議だったんです。

その答えは、
中国の「乞巧奠(きこうでん)」という宮中行事が日本に伝わり
古事記にある棚機女(たなばたつめ)の伝説と混ざり合い
奈良時代には宮中の行事としてとりおこなわれるようになった。
というものでした。

そのためなのか、万葉集には「七夕」にちなんだ歌が多くあります。

「我が待ちし秋萩咲きぬ今だにもにほひに行かな彼方人に」柿本朝臣人麻呂

私が待っていたあきはぎが咲きました。いますぐ川向こうのあの方に逢って触れたい。

もちろん、天の川の向こうの人に早く逢いたい気持ちを詠んだ歌なんですけど、
思わず川に流されながら必死に「るいこぉ~」と叫んでいる槐の姿を思い浮かべちまったヤツです(笑


で、ついでにこんな妄想を・・・。(ぽわぁ~ん)

とある山荘の近くにある湖のほとり。
月の灯りに微かに照らされた人影がふたつありました。

男は、南の空を見上げながら星の一つを指差してこう言いました。

槐「ほら、あの赤い星がアンタレス」

類「知ってるわよ(ぼそっ)」

槐「そして、その上の方に明るい星が3つあるだろう」

類「ええ」

槐「一つはベガ(Vega)、織姫星で、もう一つが、アルタイル(Altair)、ひこ星」
「そして、一番明るいのが・・・」

類「ふ~ん、私と槐? で、一番明るいのが澪さんだったりしてね」

槐「・・・い、いや(汗)。一番明るいのはデネブ(Deneb)だ」
 「それぞれ、「こと座」「わし座」「はくちょう座」とも呼ばれている」

類「へぇ、「わし座」ねぇ。わしと言えば、あの人もお星様になったのかしら? ふふっ♪」

槐「そりゃ、さぞかし眩しかろう(ぼそっ)」

類「かぁい、何か言った?」

槐「・・・」
 「そ、そんなことより、3つの星を繋いだのが夏の第三角形なんだ」

類「じゃあ、そのあたりに天の川があるって訳ね」

槐「ああ、そうだな」
 「天の川っていうのは・・・(延々と話は続くのだった)」

類「(あ、また始まった。ほんとに話長いんだから・・・ふぁ~)」

と年に一度でもなく、全く密かでもない二人の逢瀬は続くのであった。


なーんて、槐ったら、今頃は類子さんと一緒に夏の夜空を見上げながら、
星にまつわる物語に思いを馳せているのでしょうか?

むふふふっ♪


ところで、もし今日天気が悪くて星が見えなくとも嘆く事なかれ!

本来は旧暦の七月七日だったものが、新暦になっても同じ日付のため、
まだ梅雨が空けきらず、可哀想な織姫と彦星はなかなか逢えないという訳です。

2008年の旧暦の七夕は、8月7日です。

一ヶ月後の同じ日に、南の空を眺めると織姫と彦星の二人の密かな逢瀬が見られるかもしれませんよ。
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コメント 5

ココ

>類「へぇ、「わし座」ねぇ。わしと言えば、あの人もお星様になったのかしら? ふふっ♪」
>槐「そりゃ、さぞかし眩しかろう(ぼそっ)」

ぶわはっはっ!!

(笑いにだけ来たのか?
今、里芋と豚としめじ、お酒で煮てます~。お酒の匂い、けっこうきっつ~いでし!)
by ココ (2008-07-08 17:45) 

うにゃ

こちらでは七夕は8月7日なんですよ~。
ということは、今年は旧暦とピッタリ?うふふ。

気候の所為だと思うんですけど・・・いったいどの辺りから8月なんでしょうね?
仙台も8月だったような・・・?

今年は夏の第三角形、見られるかしらねぇ。
ねーさんと槐と・・・ぶふふふ。
眩しくてすぐ見つかるんですのね♪
by うにゃ (2008-07-08 22:04) 

ココ

里芋と豚としめじの酒煮、美味しかったでし~。

レシピ見ながら作ったのですけど、えっ?調味料、お酒と塩だけ?!
しかも、こんなに?いいん槐な?ドボドボ…、プワ~ン(お酒くさ~い)。

和風の煮物って、そんなに好きじゃないんですけど、意外にもこれはイケてましたワ(勝手にみりんとか醤油とか入れてもっと田舎っぽい仕上がりになるのかと思い込んでいた)。

えっ?こんなことはアメブロで万歳してこいって?
おほほ、実は今までも、作ってみたざんすよ~~。

そうそう、里芋って、うちの実家のほうでは、お団子のように、お月見につき物なのでし。
七夕とは…、ちと違いましたわね。

新暦に季節を持ち込むのは、ちと無理がございますわよね。
そうそう、うちでは、お盆もお中元も8月でし。
by ココ (2008-07-08 23:19) 

とんとん

>ココさま

里芋と豚としめじの酒煮、美味しかったでしのね。
他にも高杉氏のレシピで作ったりしてますのね。

ちなみに、わたくし1品たりとも作ったことありませんの。
だって、レシピって苦手なんだもん。
適当がもっとうなんだもん。(←超言い訳)


>えっ?こんなことはアメブロで万歳してこいって?

あーい。
万歳マダム・・・万歳マダム(ぼそっ)
(ぎゃー、ごめんなちゃーい ←こればっかり)


>そうそう、里芋って、うちの実家のほうでは、お団子のように、お月見につき物なのでし。
七夕とは…、ちと違いましたわね。

ははぁん、きぬかつぎでしか?
あの、むちっとぬるっとぷちっと出してむふっとお口に入れるやつざますわね。
(おほほほっ♪)
by とんとん (2008-08-12 00:35) 

とんとん

>うなさま? いえ、うにゃさま

季節ネタつながり(?)だからゆるして、あなた。(←どあほ)

土用の丑の日に2槐ともうなぎを食べ損なってしまったんですよねー。

んなことより、8月7日ってもう過ぎてしまいましたわ。
あーん、ねーさんと槐じゃなくて織姫と彦星見損なった・・・。

でも不破じいは見つかるわね。
さっそく探そうっかな♪(←オイ!)

こちらでも、七夕まつりは8月7日くらいにやってます。
お祭りは旧暦でやってるのって子どもの頃は理解できなかったけど
2槐、楽しめて得した気分でしたわ。(遠い目)
by とんとん (2008-08-12 00:43) 

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