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「インディゴの夜」ep.13 その1 [インディゴの夜]

vol.58「新メンバー」06:18~
エルドラド

「そうですか記憶喪失…」

「何かこの子の身元の手掛かりになるものを知らないかなーと思って…」

晶さんの方に向き直って
「僕がぁ…東京中の若者の顔を知ってるとでも?」
とデレる空也。

「だっていつも私が思いもしないようなこと教えてくれるじゃん」
「そっか~ちょっと乱暴すぎたかな」

「ごめん忙しい時間に。また来るわ」

また来るんだ、晶さん。(笑)

言うことだけ言うととっとと帰ろうとする晶さんも晶さんだが、
いっつもいっつも話しかけるタイミングが遅すぎな空也も空也だな。

「高原さん…」
「今度食事につきあっていただけませんか」
「一度美味しい時間をご一緒させていただきたいと…」

「え、えっ?」

いつになく真剣な空也。
和馬と鏡越しに目があうが微笑む和馬をちらりと見て無視。

空也への返事を適当にごまかし、帰りかけたところへ
なぎさママがやってきて通り魔の話をする。

「おじゃましました」
「(まったく食事って、このエセフランス人が)」

「先ほどの件、返事お待ちしております」(←改めて確認するほど本気らしい)

「先ほどの件」をなぎさママにつっこまれるも笑ってごまかす空也。

8割がた社交辞令だと思っているものの
「食事って空也のヤツなに考えてんだ!」
なんて呟いてる時点でかなり意識しちゃってますからねっ、晶さん!


再びエルドラド

7年前に空也と同じ店にいたホストが襲われたことで
憂夜と空也の身を案じるなぎさママ。

「気をつけてとにかく気をつけて」
というなぎさママの言葉にも浮かぬ顔の空也は返事もしない。

放送当時、「唐突に何を言いだすんだか、まったく…」と思ったんだけど
こう改めて振り返ってみると
空也はなぎさママに言われるまでもなく自分の身にも危険が迫っているのを感じていて
せめて1度くらい食事(というよりデートかな)くらいはしたかったのかとも思えるんですよねぇ。

でもでも、本当言うと憂夜さんと空也が晶さんが好きかもと思わせるエピソードは
和馬のこの後の行動の動機づけへの伏線に過ぎないのではないかという
制作側のご都合主義なのではないかという疑念がぬぐえないのも事実です。


13:40~15:08
レストラン
↓ レストランで流れている曲

J. S. Bach 『G線上のアリア』

「どうしました?」

「いや、どうしましたって」
「こんな高級レストランで二人っきりで…」

そんな今更…晶さん。
いったいどうやって二人、ここまで来たんだろ?
行き場所を知ってて晶さんがのこのこついて来るとも思えないし
やっぱり、空也がベンツでお迎えに行ったんだろうか?

「つーか、何かあんた今日ちょっと雰囲気違うし」
「こんなとこ誰かに見られたら…」

周りを気にする晶さん。
そりゃそうだよね。
万一、空也のお客様にでも見られたら殺されかねないもんね。

TPOを考えたのか、ホスト空也ではない素の自分で会いたかったのか…、
いつもより、地味な服装の空也。
もっとも、いつもの空也の戦闘服じゃ同伴ぽくなっちゃうもんね。(笑)

「僕は気にしませんよ」
「悪いことをしている訳じゃないですし」

そうかそうか、誰に見られてもいい…と言ってる訳だ。

「まあ、そうなんだけど…」
「で、話しって何?」
「あ、和馬のこと何かわかった?」

照れ隠しか? 色気のない晶さん。

「いいえ…」

「じゃ、なんで」
「なんであたしと…」

どーして、何も答えない空也。

「いただきましょ」

話をそらすな空也!

「あのさー、あんたと食事するんだったら、喜んで付いてくるような女…ごまんといるでしょう」
「何でわたしと?」

だから、言っちゃったら?
言えないか…言えないよね。
「あなたと一緒にいたいから」とか「あなたが好きだから」とか
言葉を並べれば並べるほど、嘘くさいもんね。

「僕と一緒に食事するのがそんなに嫌ですか?」

いじわるですね、空也。それとも少しはへこんだ?

「そ、そんなんじゃないけど…」

とまどう晶さん。
空也のこの行動をどう受け取っていいのか解らないんでしょうね。
だから「なんで」って聞いてるのに空也は何も答えないし…。

「だったら少しの間、少しの間だけ何も考えず今この時間を楽しみましょ」

この言葉から察するに、晶さんとの思い出を作りたかった。
それが空也のささやかな望みだったのかもしれません。

「はい」

妙に素直な晶さん、可愛いです♪

軽くグラスを合わせる二人。

晶さんを嬉しそうに見つめる空也の
表面張力の限界を超えて、迸るように溢れ出した笑顔。

「あー(あたし、何緊張してんだ)」

おずおずと落ち着かない様子の晶さん。

二人の想いの象徴のようです。


20:25~
路上

並んで歩く二人。
微妙な距離感がとってもいい感じ。

しかし、何故もう外は暗いの?
レストランでは明るかったよね。
冬だから17時には日が暮れるとして、せいぜい食事は2時間くらいでしょ、
だとすると15時から食事? 起きる時間からしてそんなもんなの?
それとも食事した後、場所を変えてどこかでお話でもしてたとか?
なら、以下の会話はその時するはずだよね。
う~ん、謎だ!

「ごちそうさまでした」
「すっごい美味しかった」

「気に入っていただいてよかったです」

「高かったよね」

二人、目と目が合う。

少し首を傾げ「ふん」と笑ってごまかす空也。

空也にとっちゃ、そのぐらい何でもないもんね。

「高原さん、僕あなたといると心がふっと解放されるんです」
「ホストとしてでなくただの男として向き合えるというか…」
「人として尊敬できるんです」

急にそんなこと言われて、戸惑うばかりの晶さん。

空也の言葉を妄想を含めて要約するなら
「僕はあなたといると幸せな気持ちになれるんです」
「素直になれるんです。一人の男として…」
「好きです…愛しています」
ぐらいの意味がこもっているんではないでしょうか?

もっと戸惑っていただけましたか? 晶さん。(笑)

「7年間…、この7年間僕はがむしゃらに生きてきました」
「前だけを見て…後ろを振り向かないで…」

意を決したように立ち止り晶さんを見つめる。

「高原さん…」
「何があっても僕のこと…僕と憂夜さんのこと信じて欲しい」

「信じて下さい」でもなく「信じて欲しいんです」でもない「信じて欲しい」
という言葉に空也の切なる願いみたいなものを感じました。

いきなり現れた人影に気付いた空也は、晶さんをとっさにかばい刺される。

「くうや~」

晶さんの悲痛な叫びが夜空に響く。


自分の身を呈して晶さんを守った空也。
(和馬が空也を狙ったのか晶さんを狙ったのかこの時点ではハッキリ確認できないですが)

路上に倒れた空也を抱き起こし必死に叫ぶ晶さんの姿を空也に見せてあげたかった。
晶さんの身代わりに晶さんの腕の中で死ねたなら空也は本望なんだろうな、きっと。

これぞ無償の愛だよね。
これを純愛と呼ばずして何を純愛というのだろう。


ep.13 その2へつづく
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