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映画 『タナトス』 観ました♪ 感想感想。 [徳山秀典さん]

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『タナトス』

徳山秀典「タナトス」映画化で主演、プロボクサー顔負けの肉体に
http://eiga.com/news/20110427/21/

元世界チャンピオン竹原、徳山秀典と佐藤祐基を「天才」と絶賛!
http://eiga.com/news/20110911/4/


お久しぶりでございます。

残念ながら舞台挨拶は見られませんでしたが、(だって取れなかったんだもん!)
「タナトス」の本編は見て参りましたよ~。

シネマスコーレに行くのは「幼獣マメシバ」を見て以来。
(何を見とんのじゃ!って? だって、可愛いんだもん♪)
「そういや、佐藤二朗さんの舞台挨拶見たなぁ」
「あの時より、今回の舞台挨拶の時はきっと凄い人だかりだったんだろうな~」
なんて、思いを馳せつつ
「こ、こんなこと恥ずかしいよな~」
なんて、キョロキョロとかなり挙動不審なわりにしっかりとこんなの ↑ 撮ってきました。(爆)


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闇の中、クロスして走るバイク。
ギラギラと光るライトの群れ。
エンジン音がけたたましく吠える。

喧噪の中、冷たい光を発する鋭い目つきの一人の男。
やがて、エンジン音が止まり一瞬の静寂が訪れる。

その男は口の端に銜えていたタバコを投げ捨てると
狂気にも似た闘争本能を露にした。

こんなシーンから、この映画は始まる。

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中学の時、父親を半殺しの目に会わせて家を出てから
ケンカで生活費を稼ぐ、孤高な不良少年。
友だちも女も一人もいない。
他人に触られただけで人を殴るようないかれたむしけら。
それが、リク…。

家も亡く友もなく、
誰とも心通わせることもなく
ただ生きるために喧嘩に明け暮れる。
心の闇に支配された男。
人一倍愛に飢えているのに…。

そんなリク心の闇…。
それは寂しさ、悲しいまでの孤独…乾いた心。

タナトス = 「鉄の心臓と青銅の心を持つ非情の神」とするなら
それは他人の目に映るリクそのものなのだろう。

リクは乱暴者で礼儀知らず。
けれども本当はとても純粋なのだと思わせるのだ。
きっとそんなところに千尋も惹かれていったのだろうし、
周りの人たちもリクのそんな一面を感じていたに違いない。



なんて、なんともシリアスなことをから書き始めてしまいましたが、
さて、ストーリーはというと、
暴走族抗争の助っ人としてその日暮らしをする青年が、
ひとりの天才ボクサーと出会ったことにより、自身もボクサーの道を歩み、
チャンピオンを目指す姿を描く。
というあらすじが全てであります。

それじゃ、身も蓋もないですけどね。(笑)
だから、見るべきは先述したシリアスなところじゃなくて
リクが成長する姿なんですよね、きっと。

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されどリクが殴られ、蹴られ、挙げ句の果てには半殺しの目に遭うという姿は
何ともはやS女には堪りませんのよ。(おほほっ)

しかし、こんなに血のりべったりが似会う人もいないよなー。
さらにカッコ良さ増すもんな。(←オイ!)

このお話、殺人事件が起こる訳でも爆破シーンがある訳でもなく
ハリウッド映画のような派手さはないのかもしれないけど
試合のシーンは迫力があるし、ボクシング自体をよく知らない自分でも十分に楽しめたし、
意味が分からないって人は少なくともいないと思うんです。

いつもは、プライム・サスペンスとかサイコ・サスペンスが大好きな自分が
どう思うんだろうと思ったけれど、これがまたなんともすんなりと見れる映画なんですよね。

この映画、不思議なもので続きを見隊というよりは
この先もリクの人生をずっと見ていたいという感じですね。
何か知らず知らずのうちに映画の中に自分も入りこんじゃってて
リクや周りの人達が今もどこかで生活してるんじゃないかって気がするんですよね。
だから、ホントにリクが燃え尽きるまで見届けたいかな。

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さて、ちょっとしたネタバレになってしまうかもしれませんけど

千尋に貸してもらったタオルを握り締めまるで幼い子供のように眠るリク。
一番好きなシーンです。

「大きな子ども」と書いて「リク」と読む、なんてね。
切なくて愛しくて抱きしめてあげたくなりましたよ。
ま、そんなことしたら速攻殴られるでしょうけどね。(笑)

見た目は(特に最初の頃は)、すれ違ったら目を反らす程、
電車の中いたら思わず背を向ける程
「こえぇ?!」けど愛すべき男です。ハイ!

とれと、お気に入りは「俺に触るな!」ですかねぇ。
この台詞、オスカーで言うところの「まさおって言うな!」みたいなリクの決め台詞…。
えっ! 違う?? 
そのへんは、劇場かDVDで確かめて下さいませ。( ̄ε ̄)~♪

あと、須藤がリクに言うセリフで「(ほげほげ)…したらダチになろう」っていうのがあって
「あんたらもともとダチやん!」と突っ込んだのは自分だけではないはず…。
素のお二人のバックグラウンドを知ってるとちょっと笑える場面でもあります。

最後に、主題歌の「愛のまま永遠に」ですが
この曲、もちろんCDも買ったことですし、聞いてはいたんですよ。
だけどあんまり歌詞がもつ意味みたいなものが入ってこなかったんです、実は…。

それは、エンドロールでこの曲が流れた時のことでした。
歌詞の一言一言が心に沁み込んできたんですよね。
霧が晴れるようにそこにはリクの姿が鮮明に浮かびあがってきて
「あ、これはまさにリクの想いなんだ」って。

♪ 流れる星屑に願いかけた夜
♪ 触れ合った温もりに震えた

特にここのフレーズは琴線に触れるとでも言うのでしょうか、
リクの想いにこちらの心が震えた思いでした。

エンドロールのガン見もいいですが、少し目を閉じて歌詞を味わうというものいいかもですね。
(はい、妄想好きなのでついてきてくださいね。笑)

好きなことばっかり書いて、これって感想になってるんでしょうか?
何か、大事なこと書き忘れてるような気がするんですけど。
また何か思いだしたら何かのついでにでも書くことにしますね。

では、また。



nice!(1)  コメント(3) 
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コメント 3

igara

舞台挨拶は残念でした。
感想、ありがとうございます♪

>リクや周りの人達が今もどこかで生活してるんじゃないかって気がするんですよね。

そうそうそうそう!
すぐそこにいるような気がするんですよ。
ま、実際はあんなイケメンたちがロードワークしてませんけどね。(笑)

>「あんたらもともとダチやん!」と突っ込んだのは自分だけではないはず…。

はいはいはい!(大きく挙手)
私もツッコミましたぁ♪

で、私も「タナトス」の感想書いてみました。
ついでに、東北学院大学園祭の様子も、薄れゆく記憶に鞭打って書いてみました。
よろしかったら、読んでみてくださいませ♪

by igara (2011-10-19 13:05) 

masaruh

とんとんさん こんばんは。

感想アップしてくれてありがとうございます♪

タナトスは映画館で是非観たいなぁ~と思いました。昼間上映プリ~ズ!


by masaruh (2011-10-21 21:57) 

金色の翼ファン

はじめまして、私は金色の翼のファンのものです。
今金色の翼の放送は終了してしまい、動画を手に入れることは不可能となってしまいました。もしよろしければ動画を見させていただくことはできないでしょうか?ご検討をお願いします。
by 金色の翼ファン (2012-09-22 18:42) 

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