be with you [あなたと一緒に] 16 [SPEC]
「・・・そうか。わかった。よろしく頼む」
電話を切って瀬文は大きく深呼吸した。
「ふぁあ~。せ、ぶみさん?」
いつの間にか寝ていたらしい当麻が瀬文の声に目を覚まし眠そうに声をかける。
「起きたのか?」
「つーか、いたんすか?」
「なんだとぉ! 普通こういう場合、自分だけ帰らんだろう」
「瀬文さん」
「何だ!」
「はらへりました」
「しょがねー、何か買ってきてやる」
「瀬文さん」
「だから、何だ!」
「ダメっす、待って下さい」
それは当麻から反射的に出た言葉だった。
「あのなー、当麻。俺を守るってのは閉じ込めておくことじゃねー。
それじゃ、里子と大してやってること変わんねーだろうが」
ったく、当麻のくせに、女々しいこと言ってんじゃねぇぞ。
「里子はなー、お前のその頭脳に俺を託したんだ。
わかってんのか? 里子の思いなめんな!」
「もう、朝から...里子、里子って、うっさ~にゃ、おみゃーは」
「違いますよー。何また朝から一人で熱くなってんすか?」
「なんだと?」
「行く前に注文聞いて下さい。牛丼がいいっす。特盛り10個。あと卵もおねげぇしやす」
少しは感謝の意味を込めたつもりの言葉など当麻に伝わる筈もなかったのだ。
「てめぇ!」
すかさず瀬文の拳が当麻めがけて飛ぶ。
「ぐえっ! そういえば、今の電話?」
額を擦りながら、思い出したように当麻が言った。
「ああ、宮野だ。里子はまだ見つかっていないそうだ」
「そうっすか。心配っすね」
「当麻、そんな顔すんな。
牛丼買いにいったまま、帰って来ないとかそんなことはしない」
「当たり前っす。そんなことしたら腹減って死にます」
「・・・」
瀬文は、わなわなと拳を握りしめている。
「瀬文さん?」
「今度は、何だ!」
「今晩、ちょっと付き合って下さい。そいで奢って下さい」
何でそうなるんだ? と呆れたが
無邪気な顔をしてにっこり微笑む当麻を見て、まあ、今回はしょーがねーかと思った瀬文は
「わかった」とコートを掴んでさっさと出て行った。
「うっす」と何かを含んだ笑みを当麻が浮かべていた。
今回は長いんで、分けます。
続きは、また後でUPしますね。
うっ、眠い。また明日UPしますね。
内容のないままの途中で終わっててすいません。
では、また。
電話を切って瀬文は大きく深呼吸した。
「ふぁあ~。せ、ぶみさん?」
いつの間にか寝ていたらしい当麻が瀬文の声に目を覚まし眠そうに声をかける。
「起きたのか?」
「つーか、いたんすか?」
「なんだとぉ! 普通こういう場合、自分だけ帰らんだろう」
「瀬文さん」
「何だ!」
「はらへりました」
「しょがねー、何か買ってきてやる」
「瀬文さん」
「だから、何だ!」
「ダメっす、待って下さい」
それは当麻から反射的に出た言葉だった。
「あのなー、当麻。俺を守るってのは閉じ込めておくことじゃねー。
それじゃ、里子と大してやってること変わんねーだろうが」
ったく、当麻のくせに、女々しいこと言ってんじゃねぇぞ。
「里子はなー、お前のその頭脳に俺を託したんだ。
わかってんのか? 里子の思いなめんな!」
「もう、朝から...里子、里子って、うっさ~にゃ、おみゃーは」
「違いますよー。何また朝から一人で熱くなってんすか?」
「なんだと?」
「行く前に注文聞いて下さい。牛丼がいいっす。特盛り10個。あと卵もおねげぇしやす」
少しは感謝の意味を込めたつもりの言葉など当麻に伝わる筈もなかったのだ。
「てめぇ!」
すかさず瀬文の拳が当麻めがけて飛ぶ。
「ぐえっ! そういえば、今の電話?」
額を擦りながら、思い出したように当麻が言った。
「ああ、宮野だ。里子はまだ見つかっていないそうだ」
「そうっすか。心配っすね」
「当麻、そんな顔すんな。
牛丼買いにいったまま、帰って来ないとかそんなことはしない」
「当たり前っす。そんなことしたら腹減って死にます」
「・・・」
瀬文は、わなわなと拳を握りしめている。
「瀬文さん?」
「今度は、何だ!」
「今晩、ちょっと付き合って下さい。そいで奢って下さい」
何でそうなるんだ? と呆れたが
無邪気な顔をしてにっこり微笑む当麻を見て、まあ、今回はしょーがねーかと思った瀬文は
「わかった」とコートを掴んでさっさと出て行った。
「うっす」と何かを含んだ笑みを当麻が浮かべていた。
今回は長いんで、分けます。
続きは、
うっ、眠い。また明日UPしますね。
内容のないままの途中で終わっててすいません。
では、また。
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