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陳情令と魔道祖師 ネタバレ上等8 [陳情令と魔道祖師]

第8話 不吉な影

ウサギと戯れる魏無羨。
陰鉄の件で藍忘機が自分を置いて一人で出かけようとしているのを察知して
一人怒っていた。

そこへ江澄と師姉が現れ、三人でウサギと戯れる。

江澄に「まさか肉を食べるつもりか?」と聞かれた魏無羨は、
ウサギの耳を抑えて「恐いこと言うなウサギに聞こえる」とか言ってます。
「陳情令」の魏無羨は、色々ウサギの事を心配したり随分ウサギに優しい。

原作の魏無羨は、「食べるために勝手に裏山で捕まえた。」
とか言ってましたよね。
これは、藍忘機にどうしてもウサギをもらって欲しくて言っただけかも知れませんけど。

3人が去った後、そこを通った藍忘機がウサギの傍から「また会おう」と声をかける。
魏無羨が置いていったウサギは含光君がしっかり飼うようです。
(良かったね、ウサギちゃん)

兄上、絶賛ドアップ瞑想中。
そこへ、溫晁(ウェン・チャオ)がやってきます。
(相変わらず、嫌なヤツです。お顔は可愛いですが。)
姑蘇藍氏や藍忘機に危険が迫るのか……兄上、不安です。

その頃、藍忘機は一人で出かけるべく船へと向かっていた。
そこへ、江澄たちに挨拶もなく姿を消した魏無羨は
挨拶替わりとばかりに、藍忘機へビワを投げてよこす。

6話では、含光君はビワを投げられても「いらぬ」とすぐさま返却してましたよね。
それが今度は「くだらん」と言いながらも受け取りました。
含光君の心の変化をこんな形で表しているんですね、きっと。

ビワを投げるとは求愛の意を示すのだそうです。
櫛を贈るのもまた求愛の意味で、こちらは分かりやすいですね。

そういえば、江澄って櫛を買ってましたが、
はよ、渡せ! いらんのなら魏無羨にやっちまえ!
魏無羨、いっそのこと含光君に贈っちまえ!
(……あ、すみません。)

二人を見ていた溫晁は梟を放った。
(この梟、偵察機みたいなもんです? 溫晁梟って呼んでいいです?)

どうやら書くのを避けていた陰鉄のこと無視できなくなってきたようです。
なにせ、陰鉄は含光君の懐にありますからねぇ。
タイトル通り、不吉な影です。

どんどん先を歩いていってしまう藍忘機に呪符を用いた魏無羨。
糸みたいなもので繋がり、2丈(6m位)以上離れられないらしい。
(おまえら色々と繋がるの好きだな。 ←おい!)

魏無羨は「面白いだろ」なんて言うが、藍忘機的には面白い訳がない。
いつもの無表情に呆れ顔を張り付けて怒っているのは明らか。
なのに、呪符の名前を決めようなどと言い出す始末。

候補その1 ”同袍”(衣服をともにする意から、苦労をともにする親密な友人)
候補その2 ”無衣”(どうして衣がないものか、お前と同じ襗を着て、……お前と一緒に戦おう)

魏無羨、漢詩から名前を持ってくるあたりはただのバカではない。
しかも、どちらも「同じ服(下衣含む)着て、一緒に戦う親密な友人になろうよっ♡」ってことじゃねぇか!
呪符の名前はどちらに決まったにせよ、意味深です。
いっそのこと「運命の赤い糸」とか。どうでしょうか?
(あ、糸は青かったけど。それと含光君、お願いですから避塵飛ばさないで~)

このシーンも「陳情令」オリジナルですね。
わたくしアホなので、最近気づいて
ここへきて確認に変わってきたんですけど
「陳情令」って直接的な表現を避けるためだったり
映像で再現するのが難しかったりするシーンを
上手に他の場面やオリジナルストーリーとして入れてますよね。
ものすごくさりげなかったり、原作よりも表現が美しかったりして
感動することが多いです。

隕鉄が反応しておちゃらけた雰囲気は一転。
本格的に陰鉄の欠片探しに行く二人。

場所は、潭州。
何やら華やかな雰囲気のある街並みで、物見うさんな魏無羨。
鬼の面で藍忘機を一瞬「ドキッ」させたりと楽しそうである。

まっすぐ家へは帰らなかった聶懐桑とも再会し、
互いに悪い顔して「まったくおみそれしたな」と笑い合う。
この二人がこれを言う時は大概、粋なこと(男的遊び)の話。
藍忘機、睨んでますよ~。

蓮花塢からこそっと出ていこうとする江澄。
こちらも姉上お見通しである。

人だかりのしている場所へと向かおうとすると藍忘機は「人が多い」と言って拒絶。
そうでした、含光君は人と触れ合うことが身体的にも苦手でした。
しかし、魏無羨に手を引かれると案外簡単に引っ張られていきましたよ。
人だかりには混ざれず、皆とは少し離れたところにはいましたが。
本当に嫌だったら、無理やり手を振りほどけたのに。

モブの説明によりますと
「蒔花女(しかめ)が雅室で詩会を開く。雅で才ある修師ならば自らもてなす」と。
ニヤリと藍忘機を見る魏無羨。
(うん、含光君ならきっと文句なしだよね。)

蒔花女について「蒔女花魂(しじょかこん)」で読んだことがあると聶懐桑が語りだす。

「潭州にある花園では女が月下で詩を吟じる会を開き詩が見事なら花を一輪贈る。
その花は3年散らず芳香が続く」と。

風流で雅なことになるとお手の物な聶懐桑。
「お互い様だろう」なんて言いあってるけど
この二人一体いつもどんな話してたんでしょうね? 一度、混ざり隊。

うつくしいな(字幕) 画面=含光君
ほんとだぁ~♡

舞い散ってきたのは、色とりどりの紙花吹雪。
聶懐桑の眼は一点に注がれ、言葉を失っている。

その視線の先にあったものは紙花吹雪が舞う中に
凛として立つ絶世の麗人……藍忘機。

「確かに美しい……白装束だ。」なんて魏無羨は言ってますが、
ずーっと紙花吹雪に見とれるように佇む藍忘機をちょっと可愛いと思ったりしたでしょ。

と思ったら隕鉄が反応、溫晁梟も登場。
全く、いいところでいつも邪魔するんだから!

蒔花女の花苑に向かう三人。
そこには梟の羽が落ちており、陰鉄は奪われた後だった。

”俺とあいつ”、あはは完全にお邪魔虫の聶懐桑。(ごめん)

江澄は温情に教えられ大本山へ。
三人は「寝るところ」を求めて、おばあに連れられ舞天女の祠へ。

突然動き出した舞天女を相手に戦う二人。まさに共闘。
外を傀儡に囲まれ、絶体絶命な3人。
不気味な梟の鳴き声。祠の扉が開いて……。
とここでお話は終わり。


今回は、蒔花女のお話です。

原作でも場所は同じ「潭州」。
例の抹額事件の後の話。

何年も前から廃れている花園、そこは「蒔花女」の花園。
季節に応じて咲く花期の短い花卉を蒔花と呼ぶ。

蒔花女、その名を聞いた魏無羨の心はドクンと震えて記憶の中から蘇るものがあった。

聶懐桑が語っていた「蒔花女花魂」。
「潭州に花畑あり、花畑に女あり、月光の下で詩を吟じ、
 佳詩であれば蒔花女を一輪贈り、三年香り続ける。
 佳詩でなければ、あるいは間違いがれば、女は忽如として現れ、
 面に花を投げ、また消える。」

蒔花女はかなりの美人。
その顔を見るために、魏無羨はわざと何度も詩を間違え、
蒔花女を怒らせ花で叩かれを繰り返し蒔花女の顔をはっきりと見て
彼女の美しさを称賛して回りました。
蒔花女は彼に激怒するあまり長い間現れなかったが、
彼が来ると花の暴風を降らせ、大量の花で叩きつけるそうで……。
しかも本にまで書かれている。

藍忘機がちらりと無表情ながら、この目の中には異様な光が揺れ動き、
まるで彼を揶揄しているようだった。
とあります。
含光君、嫉妬にも似た感情が揺れ動いた? いや嫉妬そのものか。

「陳情令」では、
魏無羨が来ると花の暴風を降らせ、大量の花で叩きつけるところは
紙花吹が大量に舞うことで表現され、
さしずめ美しい蒔花女の役割は含光君が担ったというところでしょうか。
このシーンは本で読むより映像で見た方が綺麗ですし流石な脚本です。

それにしても、この男ときたらやることなすこと人の斜め上を行きますね。
「陳情令」の魏無羨は品行方正です。(哈哈)

公式のメイキングと違い、ビハインド的なのを貼るのは本編とちょっと関係ないと言うか
どうかと思うのですが今回のシーンではどうしてもこの映像が思い出されまして……。
ちょっと内容がヤバイと思うけどなどと言い訳をしたところで、
何でも見てもいいやという方のみどうぞ。

えいっ! では、また。




(いつもより、サイズもちょっと控えめ)

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